AISTech 2025レポート(Day Two)

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AISTech 2025レポート(Day Two)

2025/05/08

AISTech 2025レポート(Day Two)

レポーターA:海外営業部 ナロン ロヒット
レポーターB:海外営業部 南雲 葉月

A:二日目は、朝から来場者が一気に増えました。私たちの一日はAISTech主催の「Presidential Award Breakfast」から始まりましたね。

B:そうですね。出展企業を中心におよそ250名が「Presidential Award Breakfast」の会場に集まり、AIST理事会による各種表彰や基調講演に参加しました。我々も、朝食を楽しみながら業界リーダーの功績に拍手したり、AIST PresidentとSteel Dynamics Inc.共同設立者のRichard P. Teets Jr.氏による米国鉄鋼業界の歴史や今後の展望に関するスピーチに耳を傾けたり、エキサイティングな時間を満喫しました。

A:「Presidential Award Breakfast」では、Steelmaker of the Year Award 2025にTernium社のMáximo Vedoya氏が選ばれました。Vedoya氏は受賞スピーチで、「この賞は毎日、進歩の原動力となると信じるTerniumの34,000人の従業員に捧げられます」と喜びの言葉を述べていました。また、世相を反映し、USMCA(米・加・墨協定)強化の必要性についても言及していました。今日は150件以上の論文発表があり、初日と比較してもかなり多い数でした。

B:Vedoya氏は、2026年稼働予定のメキシコPesquería低炭素鋼ミルプロジェクトについても触れ、「年間260万トンの自動車用鋼板を、業界最少のCO₂排出量で生産する計画だ」とコメントしていました。会場では、AIST会員や世界各国の鉄鋼業界関係者が集い、ネットワーキングや情報交換が活発に行われました。また、このイベントはライブストリーミングでも配信され、遠隔地の参加者もオンラインで視聴することができたようです。

A:来年度以降も、この伝統ある朝食会がさらなる発展と交流の機会を提供し続けることが期待されます。では、明日は最終日の状況をお伝えします。