Carbon Neutral Initiatives

断熱材による工業炉での省エネ対策技術

当社の断熱材による工業炉(製鉄・非鉄)での省エネ対策技術

工業炉って?

ビルや道路に使用されている鉄、窓枠や飲み物の缶などに用いられているアルミといった金属製品は、どれも製造の段階で熱を加えて加工されています。その加工設備は工業炉と呼ばれ、世界中の工業の根幹を担う重要な存在です。金属の加工に用いられる工業炉は、一度に数トンから時には数百トンもの重さの金属に熱を加えて溶かしたり柔らかくする役目を持っており、注がれるエネルギーが大規模なためエネルギーロスも大きくなります。
当社の断熱材は、従来の断熱材よりも高い断熱性を持ち、工業炉において外に逃げていく熱をせき止めることで、内容物の温度を保ったり、エネルギーロスを抑えています。

なぜ断熱材で省エネ?

工業炉の壁や底の内側に断熱材を設置することで、内部からの熱のもれを少なくすることができます。その結果、内容物の温度が下がりにくくなり、温度を保つために必要なエネルギーが少なくて済むといった効果が得られます。
例えば、熱もれによって100トンの鋼の温度が1°C下がると、これによって失われたエネルギーは1家庭の1日あたりの電気消費量に相当します(約12KWh)。断熱材の使用によってエネルギーロスを少なくできれば、電気を作るのに必要なCO2排出量の削減にも繋がります。この他、内容物の温度変動を抑えることによる操業の安定化の効果も期待できます。

図表