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選手特集

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黒崎播磨25年シーズン注目選手第2回《ルーキー選手》

黒崎播磨25年シーズン注目選手第2回《ルーキー選手》

2025.05.07

常に自己記録に近いレベルで走る小泉

 黒崎播磨は大学時代の活躍がない選手でも大きく成長している。マラソンで2時間5分台の細谷恭平は、箱根駅伝5区と8区の区間3位が最高成績で、10000mは29分24秒20だった。2時間6分台の土井大輔は箱根駅伝7区区間5位、10000mは29分06秒65である。
小泉も先輩たちの成長と活躍を意識している。
「大学で活躍できなくても、黒崎播磨なら記録を伸ばしている選手が多いんです。特に法政大は、記録を出すためのトラックレースにはあまり出場しません。距離の練習が多く、実戦的な(スピードを上げる)練習が少ないということもあります」
法政大の先輩である土井と同様の成長が期待できそうだ。
学生時代の小泉が、まったく伸び悩んだわけではない。1年時の全日本大学駅伝3区で区間6位になり、名前のある選手たちと互角の走りを見せた。2、3年時は故障が多かったが、4年時は「ケガの原因は走りの、左右のバランスの悪さ。治療もしましたし補強や走るときの意識を変えた」ことで故障をしなくなった。
4年時の秋はハーフマラソンの自己記録を伸ばすことに焦点を絞り、11月の上尾ハーフで1時間02分13秒をマークした。「10000mでも28分30秒の力はあったと思います」と小泉。
4年時の箱根駅伝2区も、区間15位ではあったが1時間07分57秒で、決して悪い記録ではなかった。小泉の本来の力が発揮されるのはこれからだろう。
「自己記録を大きく更新するような走りはできませんが、常に自己記録に近いレベルでは走ることができました。黒崎播磨の練習はメリハリがあって、狙いも理解しやすいメニューです。それを実行するには頑張りが必要ですが、法政大の練習と黒崎播磨の練習で自分がどう変わっていくか、ワクワクしています」
1年目は記録面で「5000mで13分30秒前後、10000mで28分00秒前後、ハーフで1時間01分00秒前後」を目指す。ニューイヤー駅伝でも「主要区間以外なら区間賞を狙って、流れを変える走りをしたい」と意気込む。「2年目には初マラソンで、MGC(27年開催のロサンゼルス五輪最重要選考競技会)出場権を得たい」
4月には5000m3レースに出場。6日の九州実業団長距離記録会は13分54秒37の3位、12日の中国実業団長距離記録会は13分55秒38で2位、29日の織田記念B組は13分51秒90の3位。自己新だった織田記念のレース後に「練習で先輩に引っ張ってもらったからです。仕事はまだ慣れない部分が多いのですが、食事や睡眠に気をつけて、疲労がたまらないようにしています」と話した。
実業団の環境に適応した小泉は、6月まで連戦する中で「7月の日本選手権参加標準記録の13分38秒を切りたい」と話す。それを実現させたとき、学生時代の小泉を知る関係者を驚かせることができる。

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