ネオシリーズ™
循環型社会を支える まちと企業の共創
ネオシリーズ™
チームメンバー
- 北九州市環境局/サーキュラーエコノミー推進課 佐藤課長
- 黒崎播磨/セラミックス営業部 西日本グループ 大平グループ長
- 黒崎播磨/セラミックス営業部 西日本グループ 昼田マネージャー
- 黒崎播磨/セラミックス営業部 西日本グループ 髙﨑マネージャー
まちの景観を彩りながら、環境にやさしい――そんな新しい価値を生むのが、当社のリサイクル舗装れんが『ネオシリーズ™』です。
廃棄物として処理されていたものを資源に変える取り組みは、北九州市が掲げる「世界の環境首都」というビジョンと深く響き合っています。
北九州市環境局 サーキュラーエコノミー推進課の佐藤課長と、黒崎播磨チームメンバーが、ネオシリーズ™誕生の背景や特徴、そして北九州市の持続可能な資源循環の推進を支えてきた「北九州エコプレミアム※」について、語り合いました。
※北九州エコプレミアムの新規受付は2023年で終了しています。
循環する素材が生む景観――ネオシリーズ™の挑戦

髙崎:「ネオシリーズ™が生まれた背景や、開発当時の状況についてご説明をお願いします」
大平:
当社のネオシリーズ™は、2003年頃に使用済みの耐火煉瓦を原料に再活用する取り組みから誕生しました。廃棄物として処理されていたものを景観れんがの原料として活かすことで、地域とともにサーキュラーエコノミーを基盤としたまちづくりに取り組んでいます。
この、まちづくりへの貢献という事業活動が、北九州市の理念と合致した形です。
昼田:
高リサイクル率を保持しつつ、品質や景観性も満足のいくものを作りたい。どちらも譲れない条件下で幾度も試作を行いネオシリーズ™が誕生しました。
現在も時代の変化に合わせて配合を見直し、安定供給できる体制を作っています。
世界の環境首都を目指す北九州とネオシリーズ™――都市ビジョンと企業の挑戦

髙崎:「北九州市が目指す「世界の環境首都」と、エコプレミアム制定の背景を教えてください」
佐藤課長:
北九州市は、公害克服の歴史を経て培った環境技術を市の強みとして育ててきました。その中で2004年にスタートした「北九州エコプレミアム産業創造事業」では、企業の環境負荷低減につながる製品やサービスを紹介する支援事業として、長年取り組んでまいりました。
また、展示会への共同出展やエコタウンセンターでの常設展示などを通じて、北九州市全体の環境ブランド力を高められたと考えています。
昼田:
近年では、北九州市以外の地域でも景観性に加えて環境性能も重視するお客様からのお問い合わせが増えています。ネオシリーズ™は、そうしたニーズに応えられる製品です。
エコプレミアムがつないだ企業とまち

髙崎:「ネオシリーズ™はどのような点が評価されて認定いただけたのでしょうか?」
佐藤課長:
リサイクル品であり、持続可能な資源循環に寄与している点が評価のポイントと考えます。
髙﨑:
色調によって異なりますが、原料の60〜85%を衛生陶器や耐火れんが、窯業廃土など製造過程で出てしまう廃棄物を再利用しています。これはエコマークの認定基準である50%を超えたものとなります。
さらに透水性・非透水タイプも選べるので、設計自由度が高い。まちの快適な歩行空間形成にも貢献できます。
昼田:
こうした機能面と設計自由度の両立は、まち全体の環境価値を高める重要な要素と考えています。
まちと企業が描く次の挑戦

髙崎:「今後の方針をお聞かせください。特に、まちと企業が一緒に新しい価値を生み出すために、どんな取り組みが考えられるでしょうか?」
佐藤課長:
市内企業の意欲的な取組みについて、環境分野の技術開発への助成や、産学官連携のネットワーク組織の活用など、様々な側面から支援を行うことで、サーキュラーエコノミーのさらなる推進を図っていきます。
昼田:
当社も、官公庁だけでなく民間工事での採用も積極的に展開しています。地域ごとの特色を活かしたオーダーメイド製品にも挑戦し、長く愛される“ネオシリーズ™”を届けていきたいと考えております。
地元企業として市の方針とともに製品開発・まちづくりに貢献したいです。
大平:
循環型社会の実現は、企業や行政だけでなく、地域に暮らす一人ひとりの選択から始まります。ネオシリーズ™は、その選択肢の一つです。
北九州市と共に築いたこの価値を広げていくために、私たちは挑戦を続けます。未来を変える力は足元から――その歩みを、これからも皆さまと共に進めてまいります。