TOUGHMAX™|製鉄プロセスの転炉で使用される「マグネシアカーボンれんが」製品

K-GenesisX™

TOUGHMAX™

背景

TOUGHMAX™ シェイプ

TOUGHMAX™の特徴

TOUGHMAX™は、鉄鋼メーカーの製鉄プロセスの転炉で使用される「マグネシアカーボンれんが」製品です。

製鉄プロセス

TOUGHMAX™が使用される設備では、鉄スクラップの衝撃で、れんがに亀裂が入り、最終的には割れてしまうことがあります。
しかし、TOUGHMAX™は従来のマグネシアカーボンれんがに比べて、熱衝撃と鉄スクラップの衝突による物理的な衝撃の両方に対する耐久性が強化されており、内部の亀裂が拡大しにくく、破壊されにくいという特徴があります。

背景

TOUGHMAX™の導入メリット

1 耐火物の交換頻度が減り、生産性が向上

転炉内のれんがの損傷により、交換が生じると、生産がストップしてしまいます。TOUGHMAX™を使用して損傷を抑え交換頻度を少なくすることで、生産ストップによるアイドリングタイムを削減でき、生産性向上につながります。
鋼材1トン当たりの生産性の向上により、結果として、トン当たりの消費エネルギー・CO₂排出量の削減につながります。

2 耐火物使用量の減少によるコストメリット

鉄スクラップの衝撃でれんがが破壊される部位にTOUGHMAX™を使用することで、れんがの損傷を抑えることができます。
その結果、設備の寿命が延び、お客様の耐火物使用量を減らすことができます。

3 高炉でのCO₂排出量を削減

高炉で作られた銑鉄(溶けた鉄)には約4%のカーボンが含まれています。転炉は、銑鉄と鉄スクラップを投入し精錬することで、銑鉄中のカーボンを除去して、鋼を作るプロセスです。
TOUGHMAX™を使用すると、このプロセスで、鉄スクラップ投入時の衝撃によるれんがの破壊を防ぐことができるため、より多くの鉄スクラップを使用できるようになります。
鉄スクラップの量を増やして銑鉄の使用量を減らすことで、高炉での二酸化炭素排出量を減らすことができます。

同じ製鉄量であれば、銑鉄量を減らすことで総CO₂排出量が削減

TOUGHMAX™のCO₂排出削減データ

TOUGHMAX™を使用することで、銑鉄比率を約5%減らすことができます。その結果、高炉でのCO₂排出量を年間約5%削減できると考えられます。
(2,728千トン/年の鉄を製造する場合、約15万トンのCO₂削減効果)

銑鉄比率

同じ損耗速度条件であれば、銑鉄比率を5%削減可能

生産量2,728千トン/年の鉄製造の場合

CO₂削減量5%削減(約15万トン)
※高炉からのCO₂排出量:鋼材1トンあたり1.1トン

K-GenesisX™

戦略商品

  • アイコン鉄鋼

TOUGHMAX™ 背景

窯炉
窯炉

特徴

従来のマグネシアカーボン質れんがに比べて、内部の亀裂が拡大しにくく、破壊されにくい耐火物れんがです。

耐久性が高いから

  • 設備の寿命が延び、お客様の耐火物使用量を減らせる

  • スクラップを増やせる(銑鉄を減らせる)ことで、高炉での二酸化炭素排出量が減少

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  • アイコン鉄鋼
  • アイコン非鉄
  • アイコン焼却

Dry-Free® 背景

不定形
不定形

特徴

乾燥工程が不要なため、使用する前の加熱時間を大幅に短縮でき、炉の立ち上げが容易になる画期的な不定形耐火物です。

乾燥工程が不要だから

  • 工事や補修の期間を短縮でき、炉の稼働率が高まって、生産性が向上

  • 燃料消費がなくなり、CO₂排出量を削減

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  • アイコン鉄鋼

EVERCLEAN™ 背景

機能性
機能性

特徴

浸漬ノズルなどとして使用され、溶鋼内の不要な物質(介在物)がノズルに付きにくく、目詰まりしにくいという特徴があります。

ノズルの詰まりを防ぐから

  • 鋳型内の溶鋼流動が安定化することから、飛躍的な品質向上につながる

  • ノズル交換回数の低減により、生産性向上&省エネ

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  • アイコンロボット
  • アイコン鉄鋼

REX-ROBO™ 背景

自動化装置
自動化装置

特徴

暑熱環境下での重筋作業をロボットにより自動化し、作業の安全・安定・省力・改革を実現した製品です。

ロボットによる自動化で

  • 高温や粉塵など過酷な環境での重作業からの解放される

  • 省人化することで、作業員が確保できないリスクを低減し、事業の持続可能性を高める

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  • アイコン半導体
  • アイコン宇宙

NEXCERA® 背景

ファインセラミックス
ファインセラミックス

特徴

低熱膨張ガラスと同レベルの極めて低い熱膨張係数を持ち、より高い強度があるため、大型化しやすいという特徴があります。

低熱膨張係数×強度で

  • 極めて高い精度が求められる半導体製造装置に使用可能

  • 強度を保った軽量化構造に加工できるため、人工衛星の光学望遠鏡の大型ミラーへ活用が可能

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  • アイコン燃料
    電池
  • アイコン鉄鋼
  • アイコン工業炉

KROTECT® 背景

高機能断熱材
高機能断熱材

特徴

非常に低い熱伝導率を持ち、優れた断熱性能を発揮する断熱材です。従来に比べて強度が高いという特徴があります。

断熱性能が高いから

  • 炉内の温度が下がらないため、エネルギーロスが減少

  • 燃料電池製品(エネファーム)を小型化、軽量化できるため、設置場所の選択肢が増える

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  • アイコン電子部品

PLATECT® 背景

電子部品焼成用道具材
電子部品焼成用道具材

特徴

MLCC(積層セラミックコンデンサ)焼成用で世界シェア約40%を誇る、熱伝導率が高く長寿命な、電子部品の焼成用容器です。

高熱伝導率×長寿命で

  • 焼成工程でのエネルギー効率が改善された結果、CO₂の削減につながる

  • 交換作業が減少し、焼成工程での生産性向上・コスト削減

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※「エネファーム」は東京ガス(株)、大阪ガス(株)、ENEOS(株)の登録商標です。