
TOUGHMAX™
転炉の耐火物寿命を40%以上延ばす画期的な商品を、アジアから世界へ
TOUGHMAX™は酸化マグネシウムと黒鉛を主原料とした「マグネシア-カーボンれんが」と呼ばれる耐火れんがの一種で、日本だけではなく台湾のお客様にもご使用いただいており、高い評価をいただいている製品です。
TOUGHMAX™
TOUGHMAX™は、鉄鋼メーカーの製鉄プロセスの転炉で使用される「マグネシアカーボンれんが」製品です。
TOUGHMAX™が使用される設備では、鉄スクラップの衝撃で、れんがに亀裂が入り、最終的には割れてしまうことがあります。
しかし、TOUGHMAX™は従来のマグネシアカーボンれんがに比べて、熱衝撃と鉄スクラップの衝突による物理的な衝撃の両方に対する耐久性が強化されており、内部の亀裂が拡大しにくく、破壊されにくいという特徴があります。
TOUGHMAX™の
転炉内のれんがの損傷により、交換が生じると、生産がストップしてしまいます。TOUGHMAX™を使用して損傷を抑え交換頻度を少なくすることで、生産ストップによるアイドリングタイムを削減でき、生産性向上につながります。
鋼材1トン当たりの生産性の向上により、結果として、トン当たりの消費エネルギー・CO₂排出量の削減につながります。
鉄スクラップの衝撃でれんがが破壊される部位にTOUGHMAX™を使用することで、れんがの損傷を抑えることができます。
その結果、設備の寿命が延び、お客様の耐火物使用量を減らすことができます。
高炉で作られた銑鉄(溶けた鉄)には約4%のカーボンが含まれています。転炉は、銑鉄と鉄スクラップを投入し精錬することで、銑鉄中のカーボンを除去して、鋼を作るプロセスです。
TOUGHMAX™を使用すると、このプロセスで、鉄スクラップ投入時の衝撃によるれんがの破壊を防ぐことができるため、より多くの鉄スクラップを使用できるようになります。
鉄スクラップの量を増やして銑鉄の使用量を減らすことで、高炉での二酸化炭素排出量を減らすことができます。
TOUGHMAX™の
TOUGHMAX™を使用することで、銑鉄比率を約5%減らすことができます。その結果、高炉でのCO₂排出量を年間約5%削減できると考えられます。
(2,728千トン/年の鉄を製造する場合、約15万トンのCO₂削減効果)
銑鉄比率
生産量2,728千トン/年の鉄製造の場合
TOUGHMAX™のインタビュー
(チームメンバーインタビュー)
TOUGHMAX™の
特徴
従来のマグネシアカーボン質れんがに比べて、内部の亀裂が拡大しにくく、破壊されにくい耐火物れんがです。
特徴
乾燥工程が不要なため、使用する前の加熱時間を大幅に短縮でき、炉の立ち上げが容易になる画期的な不定形耐火物です。
特徴
浸漬ノズルなどとして使用され、溶鋼内の不要な物質(介在物)がノズルに付きにくく、目詰まりしにくいという特徴があります。
特徴
暑熱環境下での重筋作業をロボットにより自動化し、作業の安全・安定・省力・改革を実現した製品です。
特徴
低熱膨張ガラスと同レベルの極めて低い熱膨張係数を持ち、より高い強度があるため、大型化しやすいという特徴があります。
特徴
非常に低い熱伝導率を持ち、優れた断熱性能を発揮する断熱材です。従来に比べて強度が高いという特徴があります。
特徴
MLCC(積層セラミックコンデンサ)焼成用で世界シェア約40%を誇る、熱伝導率が高く長寿命な、電子部品の焼成用容器です。
※「エネファーム」は東京ガス(株)、大阪ガス(株)、ENEOS(株)の登録商標です。