
EVERCLEAN™
長年の研究を重ねた末に、鋼の品質を左右する浸漬ノズルの詰まりの画期的な低減に成功
EVERCLEAN™は、これまでの材質とは比べものにならないほどの詰まり低減効果を持ち、さらにノズル材質が溶けて摩耗しにくいという特徴も備えています。
EVERCLEAN™
EVERCLEAN™は製鉄プロセスの連続鋳造で、鋳型内の溶けた鋼(溶鋼)の流れを制御するノズル(浸漬ノズルなど)に使われる製品です。
鋳造中に、溶鋼に含まれる不要な物質(介在物)がノズルに付着してしまうと、鋳型内の溶鋼の流れが乱れてしまい、鉄鋼製品の品質や生産性、安全面に大きな影響があります。EVERCLEAN™は、ノズル内への介在物の付着抑制効果があるため、ノズルが目詰まりしにくいという特徴があります。
この写真は、3Heat鋳造後のEVERCLEAN™(左)と従来品(右)のノズル内の介在物付着の比較したものです。
従来品(右)にはノズル内の介在物付着が多いのに対し、EVERCLEAN™(左)はほとんど付着がないことがわかります。
EVERCLEAN™の
製鉄プロセスの連続鋳造で使う浸漬ノズルが目詰まりすると、鋳型内の溶けた鋼の流れが乱れてしまい、鋼の品質を損なってしまいます。
EVERCLEAN™は、ノズル内に介在物が付着しにくいため、鋳型内の溶鋼の流れや溶鋼面を安定化させることで、飛躍的な鋼の品質向上につながります。
EVERCLEAN™は、ノズルの目詰まりがしにくいことから、浸漬ノズルの寿命向上が見込まれます。
ノズルの寿命が向上すると、ノズル交換頻度が削減できるため、お客様の生産性向上に大きく寄与できます。
浸漬ノズルの目詰まりにより、鋳型内の溶鋼の流れが乱れると、鋳型内で固まった鋼の膜(凝固シェル)が破れて内部の溶鋼が鋳型の外に漏れてしまう「ブレイクアウト」という事故が起こる場合があります。この事故が発生すると、復旧作業に多大な時間を要することから、生産性に大きなロスを与えてしまいます。
EVERCLEAN™を使うことで、事故リスクが低減でき、操業を安定化することができます。
EVERCLEAN™を使うと、ノズルの寿命が向上し、ノズルの使用量が削減できます。これにより、新しいノズルを使用する前に必要な予熱にかかる燃焼エネルギーコストや耐火物の使用量の削減ができ、結果としてCO₂の排出量削減につながります。
また、鋳型内の溶鋼の流れが改善することで品質改善が可能であり、半製品の手入れが不要となることから、省エネ&CO₂排出削減効果も見込まれます。
EVERCLEAN™の
EVERCLEAN™のインタビュー
(チームメンバーインタビュー)
EVERCLEAN™の
特徴
従来のマグネシアカーボン質れんがに比べて、内部の亀裂が拡大しにくく、破壊されにくい耐火物れんがです。
特徴
乾燥工程が不要なため、使用する前の加熱時間を大幅に短縮でき、炉の立ち上げが容易になる画期的な不定形耐火物です。
特徴
浸漬ノズルなどとして使用され、溶鋼内の不要な物質(介在物)がノズルに付きにくく、目詰まりしにくいという特徴があります。
特徴
暑熱環境下での重筋作業をロボットにより自動化し、作業の安全・安定・省力・改革を実現した製品です。
特徴
低熱膨張ガラスと同レベルの極めて低い熱膨張係数を持ち、より高い強度があるため、大型化しやすいという特徴があります。
特徴
非常に低い熱伝導率を持ち、優れた断熱性能を発揮する断熱材です。従来に比べて強度が高いという特徴があります。
特徴
MLCC(積層セラミックコンデンサ)焼成用で世界シェア約40%を誇る、熱伝導率が高く長寿命な、電子部品の焼成用容器です。
※「エネファーム」は東京ガス(株)、大阪ガス(株)、ENEOS(株)の登録商標です。