Dry-Free®|鉄鋼、非鉄金属の各種窯炉や焼却炉のライニング・補修に使用される不定形耐火物

K-GenesisX™

Dry-Free®

背景

Dry-Free® シェイプ

Dry-Free®の特徴

Dry-Free®は、鉄鋼、非鉄金属の各種窯炉や焼却炉のライニング・補修に使用される不定形耐火物です。
従来の不定形耐火物は、使用前に加熱による長時間の乾燥が必要で、加熱時には操業がストップしアイドリングタイムが発生していました。Dry-Free®は、この乾燥工程が不要な画期的な不定形耐火物です。

Dry-Free®は加熱時間を従来品から大幅に短縮
※グラフは一例であり、お客様の設備や施工する不定形耐火物の厚み等によって加熱時間は変化いたします

なお、Dry-Free®は、北九州市が環境配慮型製品として選定する「北九州エコプレミアム」の最優秀賞に選定されています。

背景

Dry-Free®の導入メリット

1 乾燥工程不要により、炉の稼働率を向上

従来の不定形耐火物は、お客様によっては炉の使用前に最大1週間もの乾燥工程が必要でした。Dry-Free®では、このような長時間の乾燥が必要なく、炉を使用する前の予熱のみで乾燥させることができます。
これにより、乾燥による操業ストップ(アイドリングタイム)が削減され、炉の稼働率が高まるため、生産性の向上、機会損失の削減、工期短縮などにつながります。

2 乾燥時の爆裂を防ぎ、炉の損傷や事故のリスクを低減

従来の不定形耐火物は、急激に温度を上げて乾燥させようとすると、施工した材料の内部で水蒸気の圧力が高まり、爆裂と呼ばれる材料の損傷が起こり、安定操業の妨げとなることがありました。そのため、低温で長時間かけて乾燥を行う必要があります。
一方、Dry-Free®は、通気性を大幅に向上しており、内部で水蒸気の圧力が高まらないという特徴があります。このため爆裂する恐れがなく、操業に支障をきたすことなく安心してご使用いただけます。

3 長寿命化により、補修・更新コストを削減

Dry-Free®は、耐熱性や耐食性、耐亀裂・剥離性を向上させています。
このため、長寿命化を実現し、お客様のライフサイクルコスト(LCC)の削減に貢献します。

4 乾燥工程のCO₂排出を削減

乾燥に必要な化石燃料などの燃焼で生成されるCO₂排出を削減することができます。
また、使用する燃料(重油・ガスなど)のコスト削減にもつながります。

Dry-Free®のCO₂排出削減データ

日本国内で産業廃棄物を焼却処理しているお客様は、Dry-Free®を導入することで、乾燥作業で使用するA重油を最大48.3キロリットル削減することができました。これは、工事一回あたり、最大133トンのCO₂削減効果に相当します。

A重油使用量

最大約48KLのA重油削減

CO₂排出量

最大約130トンのCO₂削減

※二酸化炭素排出係数(A重油):2.75t-CO₂/kl(環境省「算定・報告・公表制度における算定方法・排出係数一覧」より)

※乾燥工程の時間や使用する燃料の種類・量によって、CO₂排出削減効果も異なります

K-GenesisX™

戦略商品

  • アイコン鉄鋼

TOUGHMAX™ 背景

窯炉
窯炉

特徴

従来のマグネシアカーボン質れんがに比べて、内部の亀裂が拡大しにくく、破壊されにくい耐火物れんがです。

耐久性が高いから

  • 設備の寿命が延び、お客様の耐火物使用量を減らせる

  • スクラップを増やせる(銑鉄を減らせる)ことで、高炉での二酸化炭素排出量が減少

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  • アイコン鉄鋼
  • アイコン非鉄
  • アイコン焼却

Dry-Free® 背景

不定形
不定形

特徴

乾燥工程が不要なため、使用する前の加熱時間を大幅に短縮でき、炉の立ち上げが容易になる画期的な不定形耐火物です。

乾燥工程が不要だから

  • 工事や補修の期間を短縮でき、炉の稼働率が高まって、生産性が向上

  • 燃料消費がなくなり、CO₂排出量を削減

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  • アイコン鉄鋼

EVERCLEAN™ 背景

機能性
機能性

特徴

浸漬ノズルなどとして使用され、溶鋼内の不要な物質(介在物)がノズルに付きにくく、目詰まりしにくいという特徴があります。

ノズルの詰まりを防ぐから

  • 鋳型内の溶鋼流動が安定化することから、飛躍的な品質向上につながる

  • ノズル交換回数の低減により、生産性向上&省エネ

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  • アイコンロボット
  • アイコン鉄鋼

REX-ROBO™ 背景

自動化装置
自動化装置

特徴

暑熱環境下での重筋作業をロボットにより自動化し、作業の安全・安定・省力・改革を実現した製品です。

ロボットによる自動化で

  • 高温や粉塵など過酷な環境での重作業からの解放される

  • 省人化することで、作業員が確保できないリスクを低減し、事業の持続可能性を高める

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  • アイコン半導体
  • アイコン宇宙

NEXCERA® 背景

ファインセラミックス
ファインセラミックス

特徴

低熱膨張ガラスと同レベルの極めて低い熱膨張係数を持ち、より高い強度があるため、大型化しやすいという特徴があります。

低熱膨張係数×強度で

  • 極めて高い精度が求められる半導体製造装置に使用可能

  • 強度を保った軽量化構造に加工できるため、人工衛星の光学望遠鏡の大型ミラーへ活用が可能

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  • アイコン燃料
    電池
  • アイコン鉄鋼
  • アイコン工業炉

KROTECT® 背景

高機能断熱材
高機能断熱材

特徴

非常に低い熱伝導率を持ち、優れた断熱性能を発揮する断熱材です。従来に比べて強度が高いという特徴があります。

断熱性能が高いから

  • 炉内の温度が下がらないため、エネルギーロスが減少

  • 燃料電池製品(エネファーム)を小型化、軽量化できるため、設置場所の選択肢が増える

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  • アイコン電子部品

PLATECT® 背景

電子部品焼成用道具材
電子部品焼成用道具材

特徴

MLCC(積層セラミックコンデンサ)焼成用で世界シェア約40%を誇る、熱伝導率が高く長寿命な、電子部品の焼成用容器です。

高熱伝導率×長寿命で

  • 焼成工程でのエネルギー効率が改善された結果、CO₂の削減につながる

  • 交換作業が減少し、焼成工程での生産性向上・コスト削減

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※「エネファーム」は東京ガス(株)、大阪ガス(株)、ENEOS(株)の登録商標です。