
KROTECT®
脱炭素化時代に向けて高い断熱性能を発揮する素材開発
KROTECT®は、従来品と比較しても非常に低い熱伝導率を持つ断熱材です。素材の特性を最大限に活かすために、さまざまな製造条件を検討し、最適化することでKROTECT®の高性能化を実現しました。
KROTECT®
KROTECT®は、非常に低い熱伝導率を持ち、優れた断熱性能を発揮する断熱材です。鉄鋼や工業炉の他、家庭用の燃料電池(エネファーム)などに使われています。KROTECT®は、従来に比べて熱伝導率が低く強度が高いという特長があります
当社従来品とKROTECT®の物性比較
※当社規定値であり、物性値を保証するものではございません
KROTECT®の
KROTECT®は、断熱性能の向上により、炉体などの設備から外へ放出される熱が減少し、エネルギーロスを低減させることができます。
溶鋼鍋・KROTECT適用例
※KROTECT®3mm適用
※本シミュレーションによって得られた数値はいずれも予測値であり、効果を保障するものではない点ご了承の程お願い致します。
KROTECT®は、従来の断熱性能を維持したまま、断熱材の厚みを薄くすることができるため、燃料電池製品を小型化、軽量化することができます。
燃料電池ホットモジュールの
燃料電池が小型化することで、狭い場所でも設置できるため、設置スペースの選択肢が広がります。
また、軽量化によって、施工やメンテナンス時の作業性の向上や軽労化、サイズダウンにともなうコスト削減にもつながります。
KROTECT®の
化石燃料を燃料に365日24時間稼働する工業炉で、「断熱材なし」「当社従来品」「KROTECT®」のそれぞれの場合での放散熱量などからCO₂削減量を試算しました。
その結果、断熱性能の高いKROTECT®を使用することで、当社従来品と比較して年間約250トンのCO₂を削減でき、約10%の省エネが達成できることがわかりました。
当社従来品とKROTECT®の
断熱性能の高いKROTECT®を使用することで、当社従来品と比較して年間約250tのCO₂を削減でき、約10%の省エネを達成可能とする試算結果を得ました。※
※当社独自の試算として、工業炉において、365日24時間稼働、燃料は化石燃料と仮定して、断熱材なし、当社従来品使用、KROTECT®使用のそれぞれの場合での放散熱量などからCO₂削減量を試算した。
KROTECT®のインタビュー
(チームメンバーインタビュー)
KROTECT®の
特徴
従来のマグネシアカーボン質れんがに比べて、内部の亀裂が拡大しにくく、破壊されにくい耐火物れんがです。
特徴
乾燥工程が不要なため、使用する前の加熱時間を大幅に短縮でき、炉の立ち上げが容易になる画期的な不定形耐火物です。
特徴
浸漬ノズルなどとして使用され、溶鋼内の不要な物質(介在物)がノズルに付きにくく、目詰まりしにくいという特徴があります。
特徴
暑熱環境下での重筋作業をロボットにより自動化し、作業の安全・安定・省力・改革を実現した製品です。
特徴
低熱膨張ガラスと同レベルの極めて低い熱膨張係数を持ち、より高い強度があるため、大型化しやすいという特徴があります。
特徴
非常に低い熱伝導率を持ち、優れた断熱性能を発揮する断熱材です。従来に比べて強度が高いという特徴があります。
特徴
MLCC(積層セラミックコンデンサ)焼成用で世界シェア約40%を誇る、熱伝導率が高く長寿命な、電子部品の焼成用容器です。
※「エネファーム」は東京ガス(株)、大阪ガス(株)、ENEOS(株)の登録商標です。