社長挨拶

COMPANY

会社概要

社長挨拶


PRESIDENT MESSAGE

黒崎播磨グループは
『鉄と産業を支える世界第一級の
総合セラミックス企業』を
目指して挑戦を続けます。

黒崎播磨グループは1919年の創業以来100年の長きにわたり、鉄鋼業をはじめとする素材産業への各種耐火物の製造・販売を通じて、社会の礎となる日本のものづくりを支えてまいりました。次の100年に向けて更なる飛躍を遂げるべく、当社グループは 2021年3月に2025年度までを実行計画とする「2025 経営計画」を策定いたしました。当社グループは『鉄と産業を支える世界第一級の総合セラミックス企業』を目指し、同計画の達成に向けて以下のとおり取り組んでまいります。
耐火物の主要顧客である鉄鋼業界においては、人口減少に伴う国内鉄鋼需要の減少、他方では東アジア地域での生産能力拡大に伴う鋼材輸出環境の変化を踏まえ、国内生産能力の削減を打ち出しています。一方、海外市場においてはインド、東アジアを中心とした人口増加・経済発展に伴う鋼材需要の持続的な拡大、中国で鋼材品位の高度化が進んでおります。こうした状況下、国内需要の構造的変化に対応した国内耐火物事業の抜本的体質強化策を実行し、マザー拠点としての競争力を維持・向上するとともに、海外においては当社の高い技術力に加え、パートナー企業との連携による拡販・事業拡大を進め、グローバルな規模での耐火物事業の更なる成長を図る所存です。
ファーネス事業においては、鉄鋼分野における整備作業領域の拡大を図ると共に、ゼロカーボン化の流れも踏まえ、当社の高い設計・施工技術力を梃子に省エネ工業炉、バイオマス発電等環境炉分野での拡販を強力に推進致します。
セラミックス事業においては、5G・IoT・EV化・カーボンニュートラル等の社会の変化を背景とした半導体・電子部品・断熱分野での需要拡大を着実に捕捉するとともに、医療・宇宙分野等の新分野への積極的な進出を図ってまいります。
これら各事業分野での戦略の効率的推進・ビジネスモデル変革に向けて、デジタルトランスフォーメーション(DX)を積極的に推進するとともに、企業存立の基盤である安全・環境・防災・内部統制面でより高次元なレベルを追求いたします。
国際社会が低炭素から脱炭素へと転換する中、脱炭素社会実現への貢献は経営上の最重要課題の一つと認識しています。当社グループは、社会からの信頼・負託に応える企業として、グループ一丸となってカーボンニュートラルに挑戦します。
また、当社グループは「経済的成長」だけでなく環境問題等の社会的課題に対する取り組みを積極的に進め人や自然との調和を追求し、「サステナブルな社会実現」を重要課題と捉え、人と地球の未来を支え続ける「良きコスモポリタン企業」であり続けます。当社グループは SDGsが示す共有の目標に向かって活動することの重要性に鑑み、2021年12月には「サステナビリティ活動基本方針」を策定いたしました。その中で、我々が持つ『熱を操る技術』による気候変動対策の推進、ダイバーシティ&インクルージョンの推進、地域環境保全(水環境・緑環境・大気汚染)、地域との共生、リサイクルの推進等の課題に対して果敢に挑戦していく事を宣言し、課題実現に積極的に取り組んでまいります。
我々黒崎播磨グループは次の100年も成長を続け、全てのステークホルダーに貢献すべく、総力を挙げて「鉄と産業を支える世界第一級の総合セラミックス企業」を目指して挑戦を続けてまいります。

代表取締役社長
江川 和宏