2026/10/01
耐火れんがとケーキ
はじめに
「れんが」と「ケーキ」、この2つにどんな共通点があると思いますか?
「れんが」はとても硬く食べられないものですが、「ケーキ」はふわふわで美味しく食べることができます。
一見するとまったく違うもの見える2つですが、ある共通点が存在するのです。
今回は、ケーキ作りを考えながら、れんがができるまでの秘密を見ていきましょう。
「れんが」と「ケーキ」
ケーキを作る工程を思い浮かべてみましょう。
1) 材料を準備し、決められた重さに量る
2) 生地を作る(混ぜる)
3) 形を作る
4) 焼く(もしくは冷やす)
大まかに上の4ステップに分けることができます。
次に、れんが(耐火物)をつくる工程を見てみましょう。
1)材料準備・重さを量る ・・・ 原料秤量(げんりょうひょうりょう)
2)生地を作る(混ぜる) ・・・ 混練(こんれん)
3)形を作る ・・・ 成形(せいけい)
4)焼く(もしくは冷やす) ・・・ 焼成(しょうせい)
💡れんがをつくる工程はケーキを作る工程とそっくりなのです。(共通点を発見!)
また、ケーキは種類によって焼く温度を管理しなければなりません。
140℃~160℃ ; スフレチーズケーキ
150℃~170℃ ; ニューヨークチーズケーキ
160℃~180℃ ; ベイクドチーズケーキ
例えば、スフレチーズケーキを作るには焼く温度を140℃~160℃にする必要があります。
チーズケーキを焼くには、かなりシビアな温度管理が必要です。

ケーキは、焼く温度によって舌触りが大きく変わります。例えば、パウンドケーキで見てみましょう。
170℃で40分焼くと「ふっくら軽め」に仕上がりますが160℃55分で焼くと「しっとり濃厚」に仕上がります。
170℃で40分焼く ・・・ ふっくら軽め
160℃で55分焼く ・・・ しっとり濃厚
150℃で70分焼く ・・・ 熟成感のある、きめ細やかな食感
このように、同じ材料でも焼く温度と時間を少し変えるだけで触感、舌触りが変わります。

すなわち、ケーキ作りにとって「焼く温度」が重要であることが分かりました。
そして、れんが(耐火物)でも同じように、1000℃を超える高温で焼き上げるものや、焼かないものがあります。
💡つまり「焼き方」が重要なのです。(共通点発見!)
もちろん、それぞれ使用する原料や品質のレベルが異なるため、お客様のニーズに合わせたれんがをつくるために温度の調整を行っています。
「焼かない」れんがの価値
ケーキは焼く必要がありますが、れんがには焼かないれんがもあります。
焼かないれんがの一番の特徴は「環境にやさしい」ということです。
通常の「焼く」れんがは、1,000℃を超える温度で焼かれますので、もちろん二酸化炭素が発生します。
しかし、「焼かない」れんがは、れんがを作る際の二酸化炭素発生量を大幅に削減することができるので、「環境にやさしいれんが」といえます。
現在、黒崎播磨の環境ブランドK-GenesisX™では、環境に配慮した製品をご紹介しています。
その中で、TOUGHMAX™とMAGreenX™は、焼かないれんがの商品です。
地球温暖化をはじめとする環境の変化は日々、進んでおり私たちの生活にも大きな影響を与えています。
だからこそ、環境に配慮した製品づくりは、未来の地球(私たちの生活)を守るために欠かせない取り組みなのです。